• TOP
  • お役立ち情報
  • > 感度と特異度とは?医療検査で使われる2つの重要な指標

感度と特異度とは?医療検査で使われる2つの重要な指標

更新日2025.11.13

|良かったら「いいね!」

このエントリーをはてなブックマークに追加

▼ 感度(かんど)と特異度(とくいど)とは

感度とは

疾患のある方が検査をした際に正しく陽性と判定できる割合のこと

例えば実際に病気がある100人に検査を行い、そのうち90人が陽性と判定された場合は、感度は90%となります。
感度が高いほど、病気を見逃しにくい検査といえます。

特異度とは

疾患のない方が検査をした際に正しく陰性と判定できる割合のこと

実際に病気がない100人のうち、95人が陰性と判定された場合は、特異度は95%になります。
特異度が高いほど、病気でない人を誤って陽性にしない検査といえます。

感度(かんど)と特異度(とくいど)とは

感度・特異度を理解するためには、誰が本当に病気で、誰が病気でないかという正しい状態があらかじめ分かっていることが前提になります。

その上で、新しい検査がどれくらい正確に判定できるかを測るために用いられます。

スポンサーリンク

▼ 偽陽性と偽陰性について

  • 偽陽性(ぎようせい)とは
    :本当は病気ではないのに、検査で陽性と判定されてしまうことを指します。
    検査の特異度が十分でない場合に起こりやすく、余計な追加検査や不安を招くことがあります。
  • 偽陰性(ぎいんせい)とは
    :本当は病気があるのに、検査で陰性と判定されてしまうことをいいます。
    こちらは見逃しにつながるため、特に注意が必要です。検査の感度が低い場合に発生しやすいとされております。
偽陽性と偽陰性について

医療検査では、感度や特異度が高い検査であっても誤った判定が起こる可能性があります。その代表が偽陽性と偽陰性です。

偽陽性・偽陰性が起こる理由ですが、検査方法の特性(感度・特異度)、検査を行うタイミング、被験者の体の状態などが影響し、どんな検査でも完全に正確とは言い切れないからです。

そのため医師は、症状・問診・他の検査結果を総合的に判断して診断を行うことが重要になります。