▼ 胃腸外科(いちょうげか)とは
口から肛門まで続く消化管の病気や外傷を専門的に診断・治療する診療科のこと
胃腸外科は、食道・胃・小腸・大腸・直腸・肛門などを診療し、対象となる疾患は、がん(胃がん・大腸がん・食道がん)や潰瘍、ポリープ、炎症性腸疾患、虫垂炎、腸閉塞など多岐にわたります。
多くの場合、内視鏡検査や画像診断で状態を確認し、手術や薬物療法、内視鏡的治療などを組み合わせて最適な治療を行います。特に、がんや重度の炎症性疾患などは早期発見・早期治療が予後の改善に直結するため、症状が軽いうちに受診することが重要です。
▼ 胃腸外科を受診すべき症状・タイミング
胃腸の不調は一時的な生活習慣の乱れからくることもありますが、中には早期治療が必要な病気が隠れている場合もあります。次のような症状が続く、または急に悪化した場合は、早めに胃腸外科の受診を検討しましょう。
主な受診目安
- ●強い胃痛やみぞおちの痛みが続く
- ●便に血が混じる(血便・黒色便)
- ●原因不明の体重減少
- ●慢性的な下痢や便秘が改善しない
- ●突然の激しい腹痛やお腹の張り
- ●吐き気や嘔吐を伴う消化不良
- ●食欲不振や食事後の膨満感が続く
受診を急ぐべきケース
特に急な激痛、嘔吐を伴う症状、発熱や貧血の兆候がある場合は、虫垂炎や腸閉塞、消化管出血など緊急処置が必要な病気の可能性があります。自己判断せず、速やかに医療機関へ行きましょう。
早期受診のメリット
▼ 症状の原因を特定でき、適切な治療に早くつながる
▼ 病気の進行を防ぎ、手術や入院のリスクを減らせる
▼ 不安やストレスの軽減につながる
胃腸の不調は「しばらく様子を見よう」と先延ばしにしがちですが、消化管の病気は進行が早いものもあります。小さな違和感でも一度専門医に相談することが、健康を守る近道です。