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剥離骨折・疲労骨折・圧迫骨折の違い

▼ 剥離骨折(はくりこっせつ)とは

骨から靱帯や腱などが引き剥がされて生じる骨折のこと
剥離骨折(はくりこっせつ)とは

剥離骨折は、スポーツ活動のように筋肉の急激な収縮により起こるケースが多いと言います。

事故のように不意に外から大きな衝撃を受けたり、何かに躓いて転倒したりする場合でも起こることがあります。

剥離骨折は、骨折部位に腫脹や疼痛を伴い初期から激痛が起こることが多く、腫れや皮下出血などを認めます。
骨折部位によっては感覚障害や歩行困難をきたす可能性もあります。

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▼ 疲労骨折(ひろうこっせつ)とは

骨の同じ部位に繰り返し力が加わり骨折に至ること
疲労骨折(ひろうこっせつ)とは

疲労骨折は、スポーツ選手のように短期的に集中的なトレーニングを行ったときに生じやすいと言われております。

疲労骨折の原因は、筋力不足やアンバランスな筋力、体の柔軟性などが考えられております。

さらに過剰なトレーニングや身につけているもののサイズが不適切、トレーニングしている場所の環境にも左右されます。
明らかな外傷が無く、慢性的な痛みがあるときは疲労骨折を疑います。

▼ 圧迫骨折(あっぱくこっせつ)とは

背骨の本体である椎体(ついたい)の負荷による骨折のこと
圧迫骨折(あっぱくこっせつ)とは

圧迫骨折は背骨が骨折している状態を指します。骨の形状は圧迫されたような形になることが多く、転倒や尻もちなど軽い衝撃で起こることがあります。

正常な背骨の場合は、かなり大きな力が加わらない限り生じない骨折ですが、加齢による骨密度の低下(骨粗しょう症)が原因で骨折を起こしやすい状態の場合は、かなりリスクが高まります。

背骨の異常は生活への支障が大きく、寝たきりを引き起こしてしまうことが考えられるため、背中が痛かったり丸くなったりしている場合は、専門医で治療を行うようにしましょう。

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